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2004年胸部外科医処遇アンケート調査


■専門医制度における若手の修練に関する意見(会員)


■会員の意見

1 給与の保証が不可欠である。
2 認定医は、簡単に専門医に移行させてほしい。
3 個々人の実力と熱意により、一律にはいかない。
4 もっと厳しくしてでも、有資格者の社会的地位を高めること。
5 上記の通りです。8-2条件次第の後のコメントを見て下さい。
6 施設数を減少させ,医師の数も限定したならば修練は効率がよい.
7 現在の専門医の必要条件を満たす手術症例をこなすのは非常に難しい。
8 1人あたりの手術経験数(術者としての)が充分になるよう何らかの規制が必要。
9 学術総会などでも、その修練の企画があれば、自分の全国的な水準が把握しやすい。
10 技量があまりにも低い人は、専門医をあきらめてもらうという勇気も学会が持つ必要あり。
11 研修プログラムは、患者を練習台として貴重な手術をさせてもらっているという自覚を持ってほしい。
12 現在の専門医の基準がそもそも低すぎる簡単に取れるので下級医師に執刀させる意識付けにもならない
13 各学会がバラバラに制度を作っても混乱するだけであり、各学会間で整合性のあるものを期待します。
14 現在の外科学会の認定医の条件のように、施設によって不可能な手術を求めるのは、ムリがあると思われる。
15 専門医制度にて専門医の資格を取得した後の勤務施設が大きな施設のみに偏らないように配慮すべきと考える。
16 公平で、能力に沿った研修には、研修施設の選択に、卒後研修のごときマッチング制度を採用するべきである。
17 手術、手技、処置、麻酔等の具体的なcheckリストをつくるべきだ。できれば指導医にサインさせるべきだ。
18 各施設で症例数が異なり、学会主導のガイドラインを遵守できない施設が生じ、研修の場が限定されてくる危険性がある。
19 病院の情報公開が必要で、その上に専門医制度による若手の育成が成り立つ。成績に問題のある病院では、良い教育は望めない。
20 やはり一人当たりの手術症例経験数の確保が必要。そのためには競争が必要であるしコメディカルを充実させて手術に専念させる環境が必要。
21 研修生の人数に応じ医療点数の差別化をすべき。点数の優遇をうけられる施設は学会主導のプログラム実施状況チェックを受ける義務が生じます。
22 35歳ぐらいまでに執刀医として自立できるプログラムを各施設で作成すること。入局者全員が専門医になれるのではないということを明示すること。
23 大学ごとなどの無駄な割り振りはやめ地域ごとの研修センターをつくり人材を養成する必要がある。またそのためには症例数を集中させる必要がある。
24 スーパーローテーション終了後、入局しない医師に対し、学会として専門医取得まで責任をもって修練施設を斡旋する機関を設けては、いかがでしょうか。
25 いくら技術的に優れていても、患者さんやメディカルスタッフとトラブルと起こすようでは、医療を任せられません。その辺の評価もすべきだと思います。
26 教授や部長となった医師は自分で手術をすることよりも、若手、後進の指導を中心とすることが、自分たちの責務であるというように、考え方を変える必要がある
27 米国の研修制度は、社会背景に差があるとは言え、学ぶべきものは多い。しかし、近年米国の制度も変貌しつつあると言う。学会も視察団を派遣し研究してはどうか。
28 基本的には手術経験と受け持った症例経験であり、ペーパーテストや執刀手術録画の提出などを参考にする。診療成績を標準化して比較することができればありがたい。
29 熟練者も若手も同じ診療報酬では、患者の善意でしか若手が手術できない。評議員の方がもし病気になったら、若手に何%手術してもらうかアンケートをとって欲しい。
30 施設毎の修練の実態を修練医からアンケート調査し、問題のある施設には、勧告、指導を行う必要がある。場合によっては、施設認定の保留、取り消しも行うべきである。
31 心臓外科医に適応しているか否かを判断してやる必要がある。可能と判断した場合は心臓血管外科専門医のregistrationを許可し、必要なトレーニングを義務付ける。
32 「心臓血管外科専門医」がいろいろな意味で本物の,実のあるものになるように願いたい.そのために,学会としても会員としても努力してもらい,努力してゆきたいと考えます.
33 指導医たる先生方でも外科医として標準のレベルに達していない気がしますが,いかがでしょうか?もし,そのようなところで研修,修練していてもやはり手術はうまくならないでしょう.
34 手術件数が直接、手術技術などに直結しているとは思いませんが、20例で専門医となるのはあまりにも例数が少なすぎると思います。現在の環境でも50例以上の手術件数は可能と思います。
35 若手医師の修練の場は確実に減ってきていると思う。臨床医としての専門医を育てようとするなら今年度より始まった卒後研修と同じように施設ごとに修練医の数を規定するなどすべきであろう。
36 施設により差があるでしょうが、症例を十分こなしているとはいえず、いつまでも術後管理バカラ利でオペレーターとしての機会を逃したまま年を取ってしまわないよう、十分に配慮すべきである.
37 機会は公平に与えるが、結果は、社会的要請レベルが高いわけだから競争によりごく少数の精鋭にしか与えられない事を、実現し、社会に説明しなければ、専門医制度自体が無意味であると思っています。
38 専門医をめざす若手全員が、研修プログラムに沿って修練できるだけの十分な症例数のある病院で、ある一定期間研修できるようなシステムを、大学の医局や学会が中心になって作っていく必要があると思います。
39 専門医をめざす若手全員が、研修プログラムに沿って修練できるだけの十分な症例数のある病院で、ある一定期間研修できるようなシステムを、大学の医局や学会が中心になって作っていく必要があると思います。
40 呼吸器外科学会、心臓血管外科学会があって、さらに胸部外科学会が認定作業をすることは、これに外科学会加わるので、若手にとって、胸部外科の存在は、専門医制度をわかりにくく、権威のないものにしている。
41 大学の派閥や医局人事に縛られない、若手医師の研修先の選定ができる事。また、研修を受け入れる側も、若手医師を取捨選択できる事。その相互方向における自由が保証された上での制度やガイドラインが必要でしょう。
42 当院は症例は年間300以上と多いが少人数で(術後管理医4人)で行っている為1例1例に時間がかかったり、問題を引き起こしたりしていられない為、かえって若い修練医にあまり術者としてさせて上げられていない状態である。
43 胸部外科領域では、疾患体系上基本的手技の習得が得られていない研修医に術者として執刀させることは反対である。少なくとも外科専門医を取得したのちにいわゆるsubspecialtyとしての修練をおこなうので十分である。
44 専門医となるための研修はだらだらと時間をかけて行なうべきものでなく、1から3年の集中的な研修期間で多くの症例を経験するようにした方がよいと思います。労働基準法などのことはこの期間の中で考えることは意味がないと思います。
45 指導医の指導意としての教育も必要だと感じていますが、具体的にどうすればよいかということになると分かりません。個人の資質もありますので、手術はできても指導ができない者もいます。指導医を評価するシステムを作るのは困難ですよね。
46 研修医の修練は大事ですが、患者中心の医療が重要視されて、医師の資格や経験を開示する傾向の時代です。患者が医師の情報をみて術者を指名できるのが理想ですが、研修医を術者にするために患者の同意をどうやってとったらよいのでしょうか。
47 統一のプログラムができれば、施設間の較差がなくなり、一定期間他の施設で研修するということも可能になると思いますが、一施設にとどまらず、また派閥にこだわらず自由に1年か2年か他の施設を回れるようなことも必要ではないかと思います。
48 制約が多いことは承知ですが、年齢的には35歳で専門医、40-45歳で指導医が取得できるよう制度を確立していただきたいと存じます。また、国内の施設で地道に努力を積み重ねている若手医師たちがきちんと報いられるよう、ご考慮いただければ幸いです。
49 現在、将来的な可能性がほとんど分からない、中での研修。将来の心臓外科執刀医になれる可能性がほとんどないなか、生き殺しのようにも見える。やはりしっかり現状を認識させ、まずはある程度、入ってからではなく入門する際に基準、規定を設けるべきでは・・・
50 専門医を狭き門にするのは反対医師免許が"万能になった医師"に与えられるわけでなく、最低限で与えられるわけで、呼吸器外科を専門に志した時点で、最低限の知識と技術があれば(肺切 単独で10例程度) 良いのではと思います。その先は本人と周りの評価で
51 うまい上司に教えてもらうと非常に燃える。わめいているだけの上司の下ではやめたい気持ちを抑えるのがせいいっぱい。上司の皆さんはどんな気持ちなのでしょうか、俺の若い頃は・・・の昔話はもうたくさん。専門医制度は若手のひとが考えたほうがいいのでは・・・。
52 自分は直接関与していないのが,端から見るにつけ,外科学会のオンライン登録制度は修練医,指導医双方にとって負担が大きいと思う.心臓血管外科の専門医でも同様のことをするのであれば,少なくとも同一症例をそれぞれの機構に別々に登録する様な二度手間は避けてほしいと思う.
53 経済的身分的保証を得ることを専門医取得に当たって、その蓋然性と考えるのであるから、専門医取得後は、経済的社会的保証を得られるよう、つまり、日本においては、保険医以外は保険診療ができないのであるから、専門医以外は保険医になれないような制度の改革が急務であると考える。
54 何をもって専門医とするかはとても難しい問題と思います。特に若手での手術の経験は,特に医療問題が多くなればなるほど経験できる症例数も減少するように思います。そういう意味では専門医はもっと細分化もしくは専門医の中でグレード別に考えるというようにしていったほうがよいかも。
55 医療を受ける側の要求も高くなっています.単なる手術手技だけでなく術前説明等をふくめて執刀医としての責任を学ばせることが重要であると思います.説明は一切指導医で執刀は修練医、患者は指導医が執刀医であると最後まで信じて疑わない.これは現在、受け入れられないことと思います.
56 各施設での症例数にばらつきがある。施設認定されていても少ないスタッフで手術を施行している場合、一定の術者が手術に携わらないと成績が維持できないと思われる。また、手術成績の開示も求められている現在ではたとえ研修施設認定を受けても研修医レベルに手術をさせるのには困難なところがある。
57 日本は専門医として育てるべき対象数が多すぎるので、研修プログラムを実行していくことが難しくなっている。専門医修練に入れる数を制限すると(対象者だけの)教育は確実になると思うが、今の日本の医療事情では診療を続けていけるだけのスタッフを確保できなくなるのが現実であると認識している。
58 登録制として修練医のフォローを行うのは大変良いことだと思う。専門医および専門医認定施設のハードルは高くすべきである。若手医師が雑用に追われないよう、ICUドクターの養成やドクターエイドの導入などに努力すべきであり、そうすれば多くの若手医師を心臓外科に引っ張り込む必要がなくなる。
59 胸部外科ではなかなか若手が術者として手術できない傾向がある。ともすれば、手術に際しても、自分とは縁のない手術の助手という意識があるため、手術に積極的に参加していない感が否めない。助手としてどのくらいの修練を積んだら、術者として手術に参加できるといった研修のガイドラインがあるとよいのでは?
60 学会が本気で若手を育成させる気があるなら、現在の中堅医師である程度の技量がないものに手術をさせないように制限して、若手の症例数の確保に努めるべき。そのためにも本気で心臓血管外科の施設や外科医の数を制限してコントロールすべきと思う。これができないのなら、専門医制度を全く無意味であると考える。
61 専門医制度が単に医局の関連病院を維持するためだけの方便に使われている印象を医療関係者以外に与えている現状を強く認識すべきである。現状のシステムでは指導医さえも自身の医療技術を維持できる症例数をこなしているとは考えられない。このような状態では若手修練が充実した内容で行われる保証はまったくない。
62 外科修練に比して胸部外科領域は施設特異性が高く、研修期間中に他施設見学、ないし短期研修希望が多いと考えられます。このような機会を経験することは、研修医の将来の為にも大変有意義と考えます。研修所属施設と希望先施設の双方の指導者の了解さえあれば実行できることを専門医制度の一環として取り入れるよう提案します。
63  専門医の必要数を症例数から算出し、集中的に研修できるシステムを作る必要がある。 心臓血管外科手術が指導医もいないところで制限無く行われておる現状を変え、一定の施設に医師団と患者を集中させた上で、必要な症例研修を集中的に行わせることが必要。 専門医を取得した後の待遇などはっきりしたメリットを示すことが大切である。
64 外科学会専門医制度がまず有名無実なものにならないよう、外科専門医の手技レベルの評価を確立すべきである。その上で、各施設は年間手術件数から受け入れられる修練医数および医師名を登録して、短期集中的に専門医育成に取り組むのが望ましいと思う。また、各施設の指導医側からも、修練医の経験症例をチェックできるようになればよい。
65 現在制定された呼吸器外科専門医は術者を20例程度おこなえば資格取得可能なわけであり、これが世間的にも常識的にも「専門医」とは到底いえない。命名するならば「認定医」程度と思われます。社会的に認知されるため、十分な実力を備えた医師が「専門医」と言われるようにすべきと思います。要するに、少数の医師が専門医であれば十分と思われます。
66 将来必要な専門医の数を、学会として示すべきであると思います。進路を決定する前の医師は、専門分野選択の一助としてそれを参考にできますし、現在のような心臓血管外科領域における外科医の過剰や施設の分散が是正でき、何よりも医師各人が自己実現できる専門分野に進むことが可能となると思います。結果として医療の質は、よりよい環境のもとに向上すると考えます。
67 若手の修練については,各施設の指導医の意識改革がとても必要になると思います.したがって,何人の専門医を育てたかということも評価の対象にしたら良いのではないでしょうか?さらに,医師だけでなく,患者さんや社会の外科医育成に関する意識改革も必要になると思います.質の良い医師を多く育てることが社会にとって大切であることをアピールする必要があると思います.
68 若手の中には、悲しいかな、個人的希望と胸部外科医に適しているかについての、自覚或いは判断が出来ない者も存在する。責任ある専門医を育てる義務は、適切なる個人の評価も同様に必要。本来は医師側の論理よりも患者側の利益が優先されるべきものである。従って、指導者にも指導に値しない若手に対しては、どう扱うか、これは誰の責任で行われるものかの議論も重要と思われます。
69 一般的な外科学と臨床の全般的能力は是非必要。また臨床医としての基本的な資質、人格も大切。その上で、心臓血管外科、呼吸器外科とも臨床的修練と大学等における研究の双方は両輪のごとく必要。専門医の臨床的修練は良い環境と症例数、指導者に恵まれれば、最短2年で可能と思われる。若手が臨床的修練のみに固執してしまう風潮があるとすれば、心臓血管外科、呼吸器外科とも将来は危うい。
70 症例数が限定された状況で我々若手に執刀のチャンスがないのは理解する。しかし殆ど見えない、手も出せないにも関わらず、opeの参加を求められ、(ひどいときは第4助手なんてのもあった)手術数だけを稼ぐやり方は納得いかないし、自身の技術向上にもならない。時間だけ拘束され、これも結局自身の仕事の能率を低下させ、慢性的な残業の温床となっている。こんなクソ大学病院なんか早く出ていきたい。
71 たとえば,自分が,術者として手術やらせようと思える若手医師と,とてもやらせられない医師がいて,卒業年度だけからみると機会の不平等を生じている.心臓外科の研修に進む段階で選抜機能がなく,また医師がマンパワーとして必要である以上,受け入れ側も無条件でそれを受け入れざるを得ない.手術症例数によって,受けいれ可能な修練医の数に関する何らかの制限,適正人数などを決める必要があると思う.
72 現在の制度では、学会の指定施設・関連施設などに登録されていない施設での経験は実績とならないが、国内にはそのような施設に認定されていなくても十分な症例数をこなしている施設が多数あります。そのような施設では、non-titleの腕のよい外科医が多数の手術をこなしており、俗に言う「専門医」「指導医」よりも長けている先生も多いと思います。このような施設での手術経験も実績として認めるべきではないでしょうか?
73 結局、講師レベルの術者が既得権益を守るようにして下に手術をさせない(かならずしも全部でなくても、開閉胸やグラフト取りぐらいは常に下にやらせてほしい)。今後のことを見据えて、今の指導医が下を育てる意識を持ってほしい。また、博士号を持つことと大学院に通うことがほぼ同義となった今、大学院に行っていないものの方が修練できているケースが多い。つまり博士号を持つ、持たないと術者としての力が釣り合っていない現状をなんとかしてほしい。
75 大学病院,がんセンターなどの公的大病院,地域密着型公的病院,その他それぞれに役割,症例などにばらつきがあり,1カ所での研修では偏った知識,技術,不十分になりかねません。私の施設では,指導医2名,修練医1名,その他臨床研修医ですが,地方の大学病院,がんセンター以上の肺癌切除例を行い,その上に一般呼吸器外科手術をこなし,さらに3次救急病院のため胸部外傷も24時間対応しております。大学やがんセンターの先生方主導のカリキュラムには疑問を感じます。
76 上が飽きない限り、やらせてもらえない。自分も15年過ぎたが、やらせてくれるのは部分切除くらい。その日にいきなりやるかといわれるのは嬉しい限りだが、やらせるよといっておいて、ふたをあけると自分でメスを持つのはがっかりする。今の時代、説明する人がすべきとの持論だが、紹介受けるのはどの施設もトップであり、いつまでも自分には紹介がない。施設を替るしかないのか。ASDも教授がやってしまう心外よりましとは思っているが。雑用が多くて、手術が少ないのがすべての根源と思う。
77 大学病院主体では修練を積むことは恐らく無理であると考えられるので、病院主体ではなく学会主導でプログラムをつくりその条件をクリアーするように修練するのが理想であると思われる。まずは技術的なことを中心とし、学会発表は2の次にすべきではないのか?忙しい病院では学会発表がなかなかできずこの条件をクリアーするのが難しいと思われた。(実際に去年は、それ以前に経験した手術内容では専門医試験を受ける資格があったが全国学会3回筆頭で発表するという項目のみがクリアーできなかった。)
78 現在の専門医制度は,移行的なもので,すでに絵に描いた餅のようなものと化しています.症例数が20-30例程度で専門医とすること自体,保身的な措置と言わざるをえません.欧米の心臓外科医のレベルと比較すれば,非常に稚拙なレベルです.高い医療技術を支えていくのは,個人の能力と経験の2つと考えます.これを提供するには,心臓外科医となるものをセレクトすることと,十分な症例経験をつませるようにすることです.そのためには日本の各都道府県にみあった心臓外科施設の確立(症例数の確保を意味し,施設数の削減となります)と現在よりもっと少ない心臓外科医の選択です.
79 虫垂炎しか出来ない術者を消化器外科専門医と一般の人が認めない様に、ASDしか出来ない心臓血管外科専門医を認めることは、学会というより心臓外科医の信用を落とす。おざなりの専門医制度は必要ない。しかし、指導する側の医者のなかにJataneや胸腹部動脈瘤の手術ができる術者が何人いるのか。先ず、隗より始めよ、指導医のレベルを上げる事が先決である。また、手術は数である。需要に対する供給には限度がある。下働きが欲しい、学会を維持したいということで、不必要に胸部外科専門医を増やすのは学会のこの上ない無責任である(CCTの様に勝ち組の意見にはしたくないが)。
80 米国においてはスタッフとレジデントやフェローの間には厳密な区分があります。すなわちいくらレジデントやフェローが術者の位置にたっていても、それは助手の位置にたっているスタッフの手術であり、その手術の責任はスタッフに帰すると同時に助手の位置にたっていてもそれはそのスタッフの実績になります。患者の側もレジデントに手術されても、それは必要なことであり、たとえスタッフがレジデントに手術をさせても自分の受ける手術のクオリティーが落ちることはない、との信頼関係が存在します。日本における研修医制度が成功するか否かは、その患者さんとの信頼関係が築けるか否かにかかっていると思います。
81  専門医として認定すべき基準のなかに論文の数がありますが,その内容をとわずして何の意味があるのでしょう.専門医たるに十分な内容なのかあるいはその分野の研究医としてすばらしい業績なのかは全く別問題だと考えます.認定機構は現時点で十分内容を吟味する制度をお持ちでしょうか. 本来の手術の技量と手術経験数による技量は次元の異なる問題ではないでしょうか.実際に手術を視察するなどして技量を確認するのが最も確実な判定方法のひとつだと考えます.あるいはそれが困難ならば例えば実際の手術のビデオの提出や,各トラブルに対応できる思考を短時間に出せるかなどの検定を行うシステムを作るべきだと考えます
82 とりあえず心臓血管外科医を志す全てのものに機会を与え、かつ専門医数は限定、では年数を経てから針路変更を迫られる者が多数出ます。心臓血管外科医は中途ではツブシが効かない職種です。また、社会の厳しい要請にも耐えませんし、何より限られた症例数を有効にトレーニングに活用するには、上記の如く選抜が必要と考えます。なお、日本の研修の欠点は若手医師を労働力としか扱わない、扱えない労働環境にあるとも考えます。co-medicalの充実が必須ですし、それには厚生労働省や社会に向けて学会がもっと積極的に働きかけなくてはならないと思います。是非とも、処遇調査の結果を外に向けてアピールして下さい。
83 心臓血管外科を目指しても,実際には本当の心臓血管外科医として仕事ができるのは,極限られた人々です.その現実を,正直に若手の先生に伝えるべきであると思います.もちろん彼らの夢を奪うべきではありませんが,一般外科修練を終えた後,心臓血管外科に入りその中でも選ばれた人々が心臓血管外科を続けて行くべきだと考えています.今問題になっているは,心臓血管外科が科として継続していくためのman powerなのではないでしょうか?そのために,若くて有能な人材を無駄に使ってしまっている今の日本の制度に対し疑問を感じます.今後,手術だけに専念できる環境を作ることが心臓血管外科医の生き残りの道だと思います.
84 私はアメリカで臨床研修させてもらい、術者経験、助手経験を山の様に積んできた。3年間で日本の20年分だ。同時に、レジデントやフェローがどういう教育のされ方をするのかつぶさに見てきた。当院は今のところ固定指導医がいないので専門医の研修施設にはなっていないが、仮に専門医制度がなくても私の病院では若手医師を一人前にさせる自信があるし、現時点でも若手にどんどん手術をさせている。専門医制度に認定された施設で実際にはまともな研修ができない病院がたくさんあるのを大変気の毒に思う。研修医が研修指定病院で実際どういう経験をしているか1-2年調べれば、専門医制度が現時点でいかに意味のないものであるかわかるであろう。
85 若手の修練には早くから手術をさせることは重要と考えるが,安全性とのバランスを考えなくてはならない.しかし,最近の世論の趨勢や官の対応をみると,過剰なまでの医療従事者,とくに医師に対して重責を負わせる傾向があり,現状ではそちらを優先せざるをえない.この解決のためにも,航空機のパイロットのような免責制度(免責が保証されるのと引き替えに,生じた事象の事実を報告させやすくする制度:最近の日本の事件ではこの常識に反して,検察側の証拠として提出されたようだが),医療界に当てはめれば,MRMのincident reportが証拠物件としては採用できないような制度,などの方向性を,学会として並行して勧めていただきたい.
86 今年専門医申請をした中堅医師の立場で意見を述べます.私が住む地方(田舎)では症例が複数の施設に分散し,いずれの施設も開心術で年間50例にも満たない症例数しかありません.しかし,それら施設が二次・三次救急をも担う公的病院であるため,開心術を行う施設を統合することが出来ずにいます.各施設の医長クラスでさえ自らの技術を維持するのに精一杯で,若手に手術を回す余裕などありません.そんな環境の中,たとえ術者経験が少なくとも,心臓血管外科を専門に診療を行っている以上専門医としての認定は受けたいと思います.技術レベルについては「専門」とは別に評価すべきかと思います.それが出来ないのなら,若手の修練について国や学会が責任を持ってほしいと思います.
87 若手が研修できないような病院は研修病院になるべきではない。現実には大学医局の人事で研修医のポストが決められている。 雨後のたけのこのようにあちこちに心臓外科病院を作るべきでないことは誰もが唱えます。 これらの制度を改革すべきであると学会や各種委員会では皆さん総論では賛成しております。しかし自分の医局の立場となるとこの理想とはかけ離れた行動を各責任者(教授)がとっているのが現状です。すなわち総論賛成、各論反対ということでは物事は前に進みません。 大学医局は本当に目を覚ますべきです。小さな専門病院をたくさん作るのは国家の無駄であり、心臓外科医の無駄でもあります。厳しい縛りで施設認定をして病院数を減らし各病院の手術例数を増やすようにすべきです。 
88 沢山の専門医を生み出すのとは逆に、専門医の総数規制が必要です。新たな専門医の認定は年間80人程度で十分と思われます。次に修練過程でのバリアーを設ける事です。修練開始登録から3年で一度実技を含めた試験を行い、振るい落としをすべきです。私の施設にはカニューレ固定の糸結びすら十分に出来ない卒後16年の医者がかつて大学から派遣されてきました。こういう人にまで「専門医」の資格を与えようとするのは本当に、もう止めましょう。諸外国と比べて心臓外科医の「処遇」が悪いのは日本の病院の風習のためばかりではなく、名ばかりの「心臓外科医」を学会、医局が量産して来たからです。自業自得なのです。心臓外科医が尊敬される貴重な存在であるならば、処遇はおのずと改善されるでしょう。
89 優秀な心臓血管外科医を育てるには手術手技だけではなく、臨床形態学、臨床病理学、臨床生理学、臨床発生学など基礎学問の習得が不可欠だが、我が国にこれらを教えられる人は極めて少なく、且つ大学に遍在している。しかしこれらの人も自らも専攻している人はほぼ皆無で欧米で学んだことの一部をそのまま教えている、つまり真似ごと学問であることが多い。早急な解決は難しいが、少なくとも臨床と基礎を縦割りに分けるのでなく、両者を結ぶ学問分野での専門家を養成する環境作りをまず始める。その上で、将来は基礎部門を研修あるいは研究することを主たる目的とする施設、臨床経験を主目的とする施設、さらには両者が可能な施設、の3グループに分け、それらの施設での研修、習得の内容だけでなく学会、研究会、あるいは論文による発表も含めて研修成果を評価すべきである。
90 そもそも指導医自体が、いわゆる欧米式の手術を指導医のもとに自分でやる式の教育を受けていないがためにそのような指導は無理だし、わしのやることを見ておけ'式の指導が日本の伝統となっているため、これを覆すのは、医療事故が取りざたされる世の中で、ますます主流になっていくものと思いますし、実際そうです。もちろん、そのような精神的、実力的余裕のない指導医、中堅医師がおおいのも関与しているとおもいますし、若手の修練不足、実力不足も一方ではっきりしていると思いますし、自分もその分に漏れないのが事実です。専門医のハードルは地方国立大学などの状況から基準があまくならざるを得ないそうですが、そのようなところでの研修が本当に必要なのでしょうか?症例を集めて施設を限定し、募集医師人数を限定し、コメディカルを増やす、目指すゴールは明らか?
91 症例数が少ない状況で専門医制度に意味はなく、そのような制度はやめるべきである。そのような見かけ倒しの制度は必要なく、医療の質の向上や現場の病院間にて競争を促す状況にならなければガイドラインも無用の長物のはず。専門医制度も同じところから問題が発生しており、患者数が少なく修練ができるはずがないのに専門医が多いのはおかしい。うそをついているとしか思えない。手術患者の確保のためには淘汰されるべき施設、医師が必要であることは以前からいわれているが、施設を淘汰するためにはそれを妨害する因子を整理する必要性があり、医局による病院間の対立構造を改め、医師派遣制度を見直すべきである。そのようなことは現実的には無理だとわかっており、実際このような事実を公表することで制度を有名無実化、自然淘汰をねらった方がよい。立派な専門医の方は多いと思いますが、古い概念から生まれた制度は今では通用しないのではないのでしょうか。専門医制度は誰のための制度の何ですか。教授や病院や学会の都合でしょう。若手は専門医になるために心臓血管外科の雑用をやっているわけではありません。
92 若手の育成はもちろん重要であるが、それと専門性とを混同すると、一般人の了解は得られない。育成の中で、選ばれる人とその分野を断念する人が分かれ、その上に、経験や見識に基づいた専門性が築かれるべきだ。現時点では、志願する人を手術能力という観点で選考する手段に乏しく、心臓外科を「やってみたい人」が、専門医という資格をとる(あるいはとらざるを得ない)仕組みになっている。「専門医」という言葉の持つ意味を、医師の視点・立場ではなく、一般人から考えたらどうなるか。「専門医」に診てもらう、手術してもらう、ということが、一定の(たったの20例?)症例経験をして資格を得た凡庸な医師に委ねるということとは思えない。だいたい、心臓外科専門医が、日本全国で1000というオーダーの数でいることからして、一般人から見たら奇妙だ。「心臓外科専門医」の定義を、純粋に、例えば、最近5年間で500例あるいは1000例以上の手術をした人、としたらどうですか? その位が、世の中の人が「専門医」としてもつイメージに求めていることでしょう。そういう規定を達成するためには、すでに、それなりの実績を挙げていることが必要で、それがすなわち、正当な「専門性」だ。医師が、一般常識に立ち返り(指導する側にも社会人としての良識が不足と思えるような人や不遜な人を見受ける)、学会に関連した名誉や野望のためでなく、自分たち自身をもっと厳しく律しないと、社会からとてつもないしっぺ返しを食らうであろう。そろそろ、そういう頃合いであると思う。
93 良い研修プログラムを作ると言うことだけではなく,あくまでその医師個人が専門医としての知識と技量を有しているかが問題である.専門医の認定は,現在のような筆記試験と,手術の実技試験(動物などで)を行う必要があると考える. また全ての施設で同じような研修が出来るとは思わないので,各地域に幾つかの研修施設を認定し,半年または一年ごとの修練期間を置きラウンドしてはどうか.それにより透明性が維持できるのではないか.たとえば国立循環器病センターのような施設に,レジデント研修施設の認定をすれば良い.私も以前所属していたが,それでもまだ十分な研修プログラムがない.おそらく全ての施設に研修プログラムを作れば,まさに絵に描いた餅となるのが関の山ではないでしょうか.
94 40代後半の手術やりたがりの先生方がどこの施設にも多い専門医になっても自分がイニシアティブとれなければ、全く資格としてのスペシャリティーは感じられないもっと中堅以下に手術をやらせなければ資格が取得・維持できないように変えて欲しい。
95 インフォームト コンセントにおける術者は誰かを説明する際に、本当にすべての施設ではっきりと術者を明確にしてそのとおりに行っているのか。胸部外科のような比較的高度の手術の研修は、術者についてごまかしのない説明をおこなって、なおかつ患者が安心と満足感を持つような信頼関係の厚い施設にかぎって研修を行わせるべきである。
96 ポイント制もしくはテストによる各ステップでの習得度のチェックが必要.
97 みんなが専門医となることが不可能ですから、専門医修練を受けられる人間をセレクトすべきです。
98 より質の高い専門医を育成するためには、1)各施設は過去の実績に基いたカリキュラムを有し、それを公表すること、2)修練希望者がfreeにaccessして、全国どの施設でも修練できるようにすること、3)学会セミナーなどで指導医の教育を徹底すること、4)修練点数を今の倍くらい高くすること、5)専門医に対しより大きなincentiveを与えること、などが必要となる。専門医は後になるほど資格取得に難しくなるとの批判もあるが、国際的に通用する資格として専門医を考えた場合、やむを得ないことであろう。
99 海外留学して帰ってこられた先人のおかげで、日本は日本なりに医療レベルは高かく維持できているのだと思う。それを更に高いレベルに持っていこうとするためには、日本国内での若手医師育成プログラムの確立が必須だと考える。しかし、専門医研修の機会も国内では十分与えられず、「海外で練習して来い」ではあまりに海外の患者さんに失礼ではないかと思う。国内での研修プログラムを確立し、それを遂行するために各機関を保護するために学会は働く必要があると思う。
100 各施設間での、交流は重要と考えられ、他施設の先生の手術を学ぶ機会が増えると良いと、常日頃考えている。
101 学会が何らかの形で、研修施設と指導医を守らない限り、現状で若手医師を研修させるのは殆ど蛮勇といっても良いくらいの勇気がいる行為だと思います。
102 患者や患者を紹介してくる内科医に理解されるような内容にすることが必要。名前だけの専門医を作っても社会には受け入れられない。自分や自分の家族の手術を安心して任せられる外科医を専門医とするのが妥当。その技量をどのようにして評価するかを基準に専門医制度を構築すべき。また、情報公開が進むと、術者を患者に開示することになる。修練中の術者を受け入れてもらうようにするには社会の理解が必要。
103 疑問に思うことは、専門医になる前に、術者としての経験数を要求していることとその公式の手術記録を要求していること。実際専門医になる前に手術を行い、医療事故を起こした場合、誰が責任を取るのでしょうか。ここのところは、矛盾しているように思います。公式には、実際修練医が手術を指導医のもとに行うとしても、指導医が術者として責任を持ち、修練医に手術をさせるという体制が必要なのではないでしょうか。そういう意味では、公式の手術記録と、専門医の申請での記録が異なるのが当然のように思います。
104 胸部外科学会が自ら専門医のステータスひいては,しかるべき処遇を求めるならば,学会主導で,修練の実態を把握することは必要不可欠であると考える.
105 研修医制度が改革され、現在では、我々医員より高給取りの研修医は9時〜5時で、優遇されている。どこの大学病院でも、実際には非常勤医師(医員)が診療を支えていても、待遇は悪く、また、社会的にも研修医にばかり気を取られ、医員の待遇はひどいものだ。学会として、労働基準監督署などに全国で冷遇されている非常勤医師の待遇改善について取り上げるべきだ。
106 現在の呼吸器外科専門医の認定基準で専門医を名のる事に、はたして一般の人達が納得できるかどうか甚だ疑問である。認定基準は手術症例数をもっと多く設定すべきである。
107 指導医にも専門医と名を出している人にも、手術ができない人がたくさんいます。その自体を改善する方向にしていただきたいです。また、症例数の少ない施設は、手術をしてはいけない方向へ指導していくべきと思います。
108 私は幸い指導医の前立ちのもと訓練を受けてきて現在も受けているため専門医・指導医の申請に足るだけの術者を経験しているが、学会の理事や役員をしている大学の教室でさえも、指導医が術者であるにもかかわらず、申請のための点数を稼ぐために手術記録をこれから専門医や指導医を目指す外科医が、自分が術者であるような記録を代筆しているのを多く見てきている。これまでチェックするのは困難であると考えるが、指導医がもっと少なくとも10年目以降の医師には本当に術者をさせるべきであると考えます。ただ、その訓練を受ける外科医が術者になるにはほぼ無理であるような不器用、無責任感、医学的知識の不足、不勉強な状態であれば責任を持って心臓血管外科からの退場を促すべきだと考えます。
109 自分の手術数が足りないのは自覚しており、それは今の時期大学院生になっていることが大きい。果たして博士号は必要なのか?博士号を持っている外科医が持っていない医師よりも明らかに臨床の面で劣っていることもあるわけで、今の指導医クラスは大学院に行かなくても博士号はとれたから、まだしばらくはそのねじれ現象が表に出ることはないのかも知れない。大学院大学の制度が外科研修とバッティングしてしまうことも何とかして欲しい。
110 執刀の基準をもっと明確にしてほしい.
111 執刀医師数と手術症例の比が一定のレベルの病院でなければその病院での研修は無理です。医師が多く手術が少ない病院はなんとなく心臓外科でなくても良い仕事(血管造影、ペースメーカーなど)を多くかかえて、若手の仕事としています。いつまでも若手に心臓、大血管の手術はまわって来ません。
112 実際は、関連の一般病院で症例を稼いで、専門医を取っているのが現状では?大学あるいは研究機関は、難易度の高い手術と研究に主眼を置き、一般病院で手術の修練をするというのが、現在の日本になじむスタイルと思います。私は、大学に手術修練は求めていません。実際ほとんど手術はしていませんし。4つの執刀/6ヵ月です!それより、大学で時間外手当がつくようになり、緊急手術での若手医師の機械出し業務がなくなればと、思っています。学会が若手医師の待遇に関心を持っていることに感謝します。
113 若手の修練は症例数の多い施設で行うべきだと思います(大学病院で必ずしも行う必要はない)
114 症例の登録などによるチェックは最低必要
115 専門医取得によるメリットを、診療報酬等により、反映できないか?
116 専門医制度でクリアーすべき症例数が少なく、真の意味での専門医と認定されるにはハードルが低い。国内に於ける心臓血管外科施行施設の再編成は全ての会員が痛みを分かち合ってでもやらないと世間一般の常識からかけ離れた施設が専門医を有して手術を手がけることになる。専門医制度は非常な努力をしてトレーニングを受けた外科医にのみ認定すべきで、学会会員の御機嫌を伺うような制度であってはいけない。若手外科医は安易な専門医制度は望んでいないと思う。
117 全国統一的なプログラムが必要。レジデントやシニアレジデントにどのような手術迄経験させるか?そのトレーニングに対する国民の理解を得るキャンペーン必要。
118 認定施設では、専門医育成と公共向け術後成績維持の狭間で苦しんでおります。患者側の立場では指導医による手術を希望するのが当然であり、ICを重視する昨今では修練医の術者としての手術件数は減るのではないかと危惧しております。その意味において、助手(第一助手)としての手術件数評価の再考をお願いいたします。
119 非常に難しい問題だが、心臓外科を志す真摯な若手医師を身のある形で修練する為には各施設で真剣に取り組まなければならない問題。急務であると思われる。
120 本当に専門医を目指す医師が、医局制度や大学などの関係で、それが困難になるような状況が生まれないようにして欲しい。


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